正論を述べる際には慎重に  

「お耳を拝借~ササモライフの茅ヶ崎かわら版」

『正論を述べる際には慎重に』

パワーハラスメントが中小企業にまで義務からされて二年が経ちます。ハラスメントの定義もしっかりと認知されてきました。しかし、令和四年度厚労省の労働衛生調査によると「心の病」で労災認定された数は四年連続で過去最高、その精神障害発症の要因の第一位はパワハラとなっています。働く人の相談に乗ると、法的にハラスメントとは言えないが、部下にストレスを与えるものに、上司からの「正論」による叱責があるようです。

「正論」とは、「道理にかなった正しい意見や議論」とあります。会話における人の心理として、特徴的なものに「両価性」というものがあります。「両価性」とは、ある変化に対して変化したいという動機としたくないという動機の二つが同時に存在するというものです。例えば「たばこは体に悪いから止めた方がいいですよ」と「正論」を正面から言われると意地でも止めたくないと思ってしまうというものです。あまりに正論過ぎて、上から目線で否定されたと感じてしまい、反論の余地がないために感情的になるようです。働く場において、よく見られる光景ではないでしょうか。部下は、上司からの叱責に対して、本当に言いたいことを言えなくなっています。

ハラスメントの相談を受けるにあたり、このような事例で、追い詰められモヤモヤとした気持ちになっているケースが見受けられます。特に職場において、立場も優位にある上司は注意が必要です。そのため、会話の中で正論を述べる際には、言い方表現を慎重に選び、相手が何を言いたいのかをしっかりと聞いてあげたいものです。

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