「不適切にもほどがある」というテレビドラマが二〇二四年に放送されました。昭和時代のオヤジがコンプライアンスの厳しい令和の時代にタイムスリップして、価値観の違いで騒動を起こすドタバタドラマです。
昭和の時代は、ハラスメントなんて関係なしに精神論が幅を利かせている時代です。そんなオヤジが令和の時代に来るとどうなるか、想像するだけでもトラブル続発ものです。今でこそ、メンタルヘルス問題やセクハラ、パワハラ問題は周知され、会社では就業規則にまで禁止項目として記載されるほど一般的になっています。会社ではハラスメント研修が日常的に実施されるなど管理職や社員の間では、どんなことをしてはいけないのかを理解しているはずなのに、いまだハラスメント問題は跡を絶ちません。そのため、転職や離職率も増加しています。つまり、会社の中では未だに問題が存在してことになります。
人と関わるとき、相手を差別したり、傷つけたりする意図はないのに、相手の心にちょっとした影をおとすような言動や行動をしてしまうことを「マイクロアグレッション」(小さな攻撃)といいます。こういった無意識の現象が影響していると考えられます。例えば、「関西人だから、きっとユーモアがある」、「男性は力が強い」、「女性は、話が長い」、「女性は理数系が苦手だ」などです。
必ずしも事実ではないと冷静に考えればわかるものの、本人は無意識で気がついていないようです。会社において、技術や知識を身に付ける前に、ひとりの人間として、社員を育てていくという意識改善が必要です。




