作用反作用の法則

先日、今話題の「読書のすすめ」という東京の江戸川区にある本屋に行ってまいりました。そして、そこの清水店長の話を聞き、勧められたのが執行草舟の「生くる」という本でした。その中に作用反作用の法則について語られていましたので、ご紹介します。

皆さんは、作用反作用の法則を聞いたことがあるでしょう。ニュートンの運動法則の一つであり、我々が生きている物理的真実ですね。この法則は、1キロの力で押せば、反対側から自動的に同じ1キロの力で押し換えされるというものです。つまり、我々が人生において、何かを成し遂げようとすれば、必ず反対側からそれをさせまいとする同等の力がかかってきます。一般的にこれを壁といっています。このような当たり前のことを我々はいつでも壁として悩んでいます。それは反作用がない世界があると思っているからに他なりません。この地球上に住んでいる人間は全てこの宇宙の物理法則と生命法則の下にいます。この法則を理解し、作用のあるところ必ず同量の反作用があることを認識していただきたい。決して運が悪いのではないと自らの人生観に記してほしい。そして、この法則の運用法を身に付ければ、人生の壁は次々に乗り越えられるようになります。乗り越え方は、反作用よりほんの少しでも作用の方の力が強ければ簡単にできます。ただ、人生はいくら壁を乗り越えても、乗り越えた瞬間にまた同量の反作用が来るから次々と乗り越えていく必要があるのです。我々が生命と呼んでいるものの価値は、生命の躍動によって次々と反作用を打ち破って進んでいくところにあります。人生において、壁に突き当たった時、いつでもこの作用反作用の法則を思い出してほしい。この壁を一つずつ乗り越えていく過程を人間の成長と呼びます。

なるほどと妙に納得しましたので、皆さんと分かち合いたいと思います。