サーフ天国・茅ヶ崎 (お耳を拝借 ~ササモライフの茅ヶ崎かわら版・茅ヶ崎商工会議所会報 12月号)

朝夕犬の散歩を海沿いのサイクリングロードで楽しんでいます。素人目でもとてもいい波だと思うと波間にはサーファーでごった返しています。陸より海の方に人が多く、よくぶつかったりしないなぁといつも不思議に思っていました。そんな疑問を解決すべく、東海岸南でサーフショップを経営し、この道40年以上のベテランであり、自らもプロサーファーであった細井代表に話を聞くことができました。

当然、サーフィンにもルールがあり、多くはサーフショップでしっかりと伝えているようですが、最近ではネットや本で知識を得るサーファーもいて、トラブルになることもあるようです。現在、サーファー人口は、NSA(Nippon Surfing Association)によるとNSAの会員が約2万人、その100倍はいるのではないかと考えられています。茅ヶ崎支部では300人ですから、茅ヶ崎でもその100倍のサーファーがいると思われています。

さて、ルールですが、波にも優先権があります。沖から乗った人、ワンマンワンウェーブが基本です。波にも2種類あり、岸から見て右に崩れる波(グーフィ)、岸から見て左に崩れる波(レギュラー)、その崩れはじめ(ピーク)に最も近いサーファーに波に乗る優先権があります。すでにサーファーが乗っている波に同じ方向へ途中から乗ることをドロップインといい、ルール違反だけでなく、危険な行為です。どっちに崩れるかわからない初心者サーファーには難しいところですから、自分の技量をよく考えて海に入らなければ危険です。サーフィンを楽しむためには、ルールをしっかりと身に付けるだけでなく、自然をしっかり読む力や天気の状況を把握するなど海を知ることが必要です。

細井代表は、素人でも楽しめるスタンドアップパドルに日本でもいち早く目を付けてその可能性と普及に努めています。細井代表は、茅ヶ崎でサーフィンする人には、笑顔の挨拶を交換し合い、自分のゴミだけでなく、一つでも余計なゴミを持ち帰ってくれるビーチクリーンの精神を期待しています。いずれにしても地元のサーファーだけでなく市外から茅ヶ崎の海に遊びに来る人みんなが楽しんでほしいものですね。